私がこれまで読んできた本の中で最も深い意見だと感じたが、ドラッカーの本です。
その一言一言は、はっとするような気付きや、大事だけど言語化できていない事柄を教えてくれます。
例えば、
”何かを伝えるには、まとまった時間が必要である。計画や方向付けや仕事ぶりについて、部下と15分で話せると思っても、勝手にそう思っているだけである。肝心なことをわからせ、何かを変えさせたいのであれば、1時間はかかる。”
”最初の仕事はくじ引きである。最初から適した仕事につく確率は高くない。しかも、得るべきところを知り、向いた仕事に移れるようになるには数年を要する。”
ードラッカー 仕事の哲学 より引用ー
です。
新入社員は配属先が自分の志望先で無かったり、
または志望している先に配属されたけど思っていたのと違った、
というようなことがあるのですが、
よくよく考えると仕事に関してそれほどわかっておらず、
ならどこに行けば自分は満足できるのかなどはすぐにはわからないと思います。
そのため、最初の仕事はくじ引きというのはうなずけます。
たまたま自分に合った仕事につけたかどうか、
合わなかったとしてもどこなら自分に向いているのかを見極めるのに数年を要します。
自分のもやもやが言語化されると、すっきりしてストレスが減りますし、
物事の理解が深まり、より物事がわかってきます。
ドラッカーの本を読めばその辺のビジネス書を読む必要性がほとんどなくなります。
ドラッカーの本は、数多く出版されているのが素晴らしい点です。
ただし、ドラッカーの本の欠点として、内容が素晴らしいために読むのにかなり時間がかかります。
内容を暗記する、というわけではないのですが、考えながら読む本なので、1か月はかかります。
そんななかおすすめなのは、
名言を抜粋した 仕事の哲学 という本が最も読みやすいです。
名言を数行程度で200個抜粋しています。
ただし、この本であったとしても意外と読むのに時間がかかります。
または、audiobookで聴くのも手です。
audiobookなら2日でざーと聞けるので全体像を軽く知るのに向いています。
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