生活編 昼寝をすることで午後の仕事も集中出来る

生活

昼ご飯を食べた後は昼寝です。

これも数多くのビジネス書が取り上げている話題ですね。

 

10-15分の昼寝は、夜中の3時間の睡眠に匹敵するという言葉があるくらい強力です。

 

体感的に睡眠時間が6時や7時間くらいしか取れなかった時、昼寝の効果は高いです。

一方、9時間くらい寝た場合、昼寝の効果はそこまで無い気がします。昼寝した方が良いのは確実ですが。

 

ぶっ続けで動くよりも、途中で昼寝する方がトータルの効率は高いです。

午前中にかなり集中して資料を読んだりすると頭がボーっとしてきて、

午後に新しい情報を入れるのが困難になってくると思います。

そんなときに昼寝をすると、その疲れがばっちりと取れるので、頭脳系の職種の人は必須です。

 

昼休みも休憩せずに仕事をしている人がいるのですが、

それは斧の刃を研がないでずっと木を切り倒そうとしているものです。

急ぎの仕事で刃を研ぐ時間がもったいないから

その分の時間を木を切る時間に使っているという言い分だと思うのですが、

刃を研いだほうがよほど生産的です。

 

よって堂々と昼寝をしましょう。

とはいっても、周りが仕事をしている場合は昼寝しづらいでしょうから、

その場合は休憩室に行くなり、だれも使っていない部屋にいくなり、

どこか休憩できるところへ行きましょう。

 

昼寝の効果は他にもあって、コーヒーの効果が高まることです。

コーヒーに含まれるカフェインは眠気覚ましとして効果がある、

という認識は皆さん持っているかと思いますが、

その効能のメカニズムを知っている人はほとんどいません。

 

まず、眠くなるメカニズムから説明します。

人の頭にアデノシン(物質の名前)とそのレセプター(受容体)があり、

アデノシンがレセプターに入ると眠くなっていきます。

それぞれ数多く存在し、レセプターにアデノシンが入っていく割合が増えるほど眠くなっていきます。

寝ているとアデノシンはレセプターからポロポロ取れていきます。

なので短時間の睡眠で眠気を減らすことが出来ます。

 

次にカフェインはこのレセプターの入り口をふさぐ役割があります。

ふさがれたレセプターにはアデノシンが入ってこれないので眠くならなくなります。

ただし、カフェインがレセプターの入り口をふさぐのは6-8時間であり、

常にふさぐというわけではありません。

この6-8時間というのは一般的に言われているコーヒーの効き目の時間ですね。

 

アデノシンはレセプターに入っている状態でコーヒーを飲んでも、

アデノシンが入っているレセプターの入り口はアデノシンがすでに入っているので防げません。

よって、まだアデノシンが入っていないレセプターの入り口をふさぐことしかできません。

よって、眠い時にコーヒーを飲んでも、そこから目が覚めるというわけではなく、

それ以上眠くならなくなるだけです。

 

眠い時にコーヒーを飲んですっきりするというのは、思い込みか、

水分をとったことで利尿作用が出てトイレに行きたいくなる緊張感、

熱いコーヒーを飲んだことによる刺激のせいでしょう。本質的には目覚めやすくなっていません。

 

しかし、昼寝をした場合は、話は変わってきます。

昼寝をすることによってレセプターに入っていたアデノシンが外れてくるので、

レセプター自体は空いているのが多いです。

その段階でコーヒーを摂取すれば、カフェインが6-8時間レセプターをふさぐので、

それ以上眠くならずにすみます。

 

つまり、コーヒーの効力を最大限伸ばすには、必ず睡眠が必要になってきます。

 

なお、コーヒー飲んでから吸収されるまでの時間があるので、

10-15分の昼寝をする前にコーヒーをのむことを進めます。

そうすると、10-15分の昼寝が終わった時にコーヒーの効果が出始めます。

昼寝後では無く昼寝前が良いようです。

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