【大学院での研究】 研究室配属前に研究室見学に行かないと悲惨なことになる

大学院での研究

東大に限らず、研究室に配属される前には必ず事前調査をしましょう。

 

高校・大学は受験前に見に行ったりしなかったかも知れませんが、

それは、とりあえず偏差値の高いところを基準に受験していれば良かったからで

研究室配属や就職活動では、一概に偏差値など簡単に比較できる指標は無いです。

自分で一次情報を取得して判断しましょう。

 

大学院の研究室配属では

同じ大学内なら大学4年生からそのままエスカレートで、

外部から入る場合は大学院1年から入ることになります。

 

見学時期としては

大学4年生は所属前の審査1-2か月前、

大学院1年から入る前は入試願書届2-3か月前が目安でしょう。

 

事前に行きたい研究室のHPからメールで先生に連絡し、

アポを取った上で訪問すればよいです。

 

先生も、熱意を持った学生が入ってくるので研究室見学は歓迎してくれます。

 

見学時に菓子折りなど持っていければ良いですが

大学生でお金がそれほど無いので

無しでも問題無いです。

 

菓子折り持ってくるかは半々な気はします。

 

見学の際は、

・研究内容が何か(自分のやりたいことか)

・先生や助教授との相性

・研究室にいる人の生活習慣

を知ることが出来れば良いです。

 

どうしてもHPでは研究内容と自分のやりたい内容が

どこまで一致しているのか、研究をしたこともないので判断できないと思います。

 

実際の研究活動の話を聞いて、イメージが多少ついてくると思います。

 

また、その研究室に研究資金があるかどうかも見ましょう。

お金があるところは研究設備が充実していたり

学会発表に参加出来たりします。

研究で成果が出やすく、様々な経験を積むことが出来やすいです。

 

また、資金が無いことによる、薬品の使いまわしという手間も発生するので

資金があるほうが思う存分研究ができます。

 

続いて、先生や助教授、研究室メンバーとの相性も重要です。

 

意外と先生よりも助教授の人の方が大事だったりします。

実際に研究室に入ると、先生と過ごす時間よりも

直接指導してもらう助教授や研究室メンバーの先輩の方が多いからです。

 

助教授や先輩との相性が悪かったら、

わりとつらい2,3年を過ごすことになりかねないです。

 

研究室では先生と、実際にマネジメントしたりする助教授

大学院生数人と学部生数人で構成されています。

 

たいてい、研究室入りたての人が研究をする場合、

本人と指導する先輩1人と助教授で研究プロジェクトを進めます。

なので、指導する先輩との相性は重要になります。

 

ただ、自分が研究室入った後、先輩は1,2年すれば卒業するので、

相性が悪かったとしても時が解決してくれます。

しかし、助教授とは一緒に過ごすことになるので、特に助教授との相性が大事です。

(ただし、助教授も任期5年が一般的なのでずっといるかはその時の任期年数によります)

 

最後に研究室にいる人の生活習慣も訊いてみましょう。

ここで、ブラックかどうかわかります。

 

東大では無い話ですが

私が知る最もブラックな研究室では9時から24時までいるのが普通、

というのを知っています。

 

東大は長い時間いるところもありますので、

そのくらい長い時間いても研究したい内容なのかはよく考えましょう。

 

また、ブラックかどうか関係なく、

研究の都合上、徹夜する日がでるような実験もあります。

それを知った上で入るのと、後から知るのとでは

やらされ感(被害者意識)が出てしまうので、事前に研究室見学で情報を取得しましょう。

 

とはいえ、研究室を選ぶ際は、

せっかく自分が自由に研究できるテーマを選べる最後のチャンスなので(たいてい)、

あまりブラックかどうかはそこまで気にしなくて好きな研究室を決めれば良いと思います。

 

ただ、程度の問題はあって、滅茶苦茶なところがたまにあるので

まともかどうかだけは確認した方がいいです。

 

理系の大学院生はみんな正直なので、

ブラックなところはブラックだと言ってくれます。

 

・・・こうして、研究室見学を終えたら

後日お礼のメールをすればよいです。

 

そして、入学試験の時に、またその大学に試験をしに行くので、

試験後にその研究室に挨拶すれば言うこと無しです。

 

研究室に入るとわかりますが、

次の年に研究室に入ってくる予定の人がどういう人なのか多少気になるので

きちんと挨拶に来てくれると安心されるでしょう。

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