会社と大学院での仕事(研究)の進め方はだいたいは一緒です。
仕事をして、うまくいかないことがあったら上司に相談して、
相談して決めた内容を実施して、
実施結果を報告する
というような流れです。
ただし、仕事への納期間隔は異なります。
まず、会社の場合はお客さんへの納期があるため、仕事にも納期(締め切り)が決まっています。
一方、大学院の研究の場合はある程度成果が出てから発表という形になり、
進捗に応じて締め切りが出来てくるため、納期というのはあまり意識しないです。
せいぜい、卒業発表くらいです。
これだけだと大学院の方が緩いと思うかもしれませんが
仕事で詰まった時の感覚は違い、大学院の方がつらい場合もあります。
というのも問題が解決されずに常に残るからです。
会社の場合だと、納期に間に合わせるように他の人を使って何としても問題解決するように動きます。
一方、研究室の場合は、上手くいけば良いプロジェクトを行う場合があり
そして、複数ある研究テーマを学生たちに割り振っているため、
一人の学生が持っているテーマの進捗が悪くとも
研究室全体としてはあまり問題は無いです。
そして、教授が学生時代の時は、詰まった時は自力で乗り越えた経験が多いため、
研究で詰まったら学生の能力不足と捉えられてしまいがちです。
そのため、研究で詰まった問題への解決にかける熱量もそこまで多く無いこともあります。
そのため、学生の立場からしたら、
解決できるのか分からない問題を常に感じながら日々を過ごすので
その面ではつらいです。
ただし、心の持ちようによっては、
大学院で修士でも成果が出ていなくとも卒業はできるため
やるべきことをやって、上手くいかなければ仕方が無いし、上手くいかなくとも卒業できると
ふっきれてさえいれば大学院は楽です。
↓社会人での仕事の仕方を、大学院での仕事の仕方との比較した観点で書いた本です。
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