研究内容を報告する時の流れをこれまで書いてきました。
ここではより発表への理解を深めるため、
将来会社に入っても戸惑わないようにするため、
会社と大学の発表(報告)の大きな違いを書いていきます。
大学の研究発表の場合・・・わかりやすい説明は必要。ただし、基本的な部分を話すかは発表者次第
会社の場合・・・わかりやすい説明は必要。聞き手が何も知らないことがあるから基本的な部分も話す
大学の研究発表だと、知らない、わからないのは聴衆の知識不足にも一因があるという雰囲気もあり、
該当研究に関わる基礎レベルの知識は理解している前提で話しこともあります。
一方、会社の場合は、かなり基礎的な部分から説明をする必要があります。
というのも、聴衆のカテゴリーが異なるからです。
学会での研究発表の場合は、その学会に所属している人はある程度の基礎知識を有しています。
一方、会社の場合は、色々な部署の人がいるのと、上の人が細かいところまで知らないので、
何か発表をする場合は、何も知らないことを前提に話すことが多いです。
更に言うと、会社の場合だと
上の人がどのような報告を受けて何を知っているのか、というのもよく把握する必要があります。
というのも、人が何かを判断するのは自分の知っている情報のため、
その人がどのような報告を聞いているのかをよく把握しておく必要があります。
上の人でも時間は限られているので、全てを知っているわけでは無いです。
そのため、上の人の知っていることや関心を持っている範囲はどこまでかを把握した上で
報告内容の考案と報告をすると良いでしょう。
会社に入って、学生時代と同じような考えで報告に臨むとつまづきます。
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