Amazon ペーパーバック出版が可能に!
つい先日、Kindle本でも紙の本を出版出来るようになったようです。
これまで個人のKindle本出版では電子書籍しか扱っていませんでした。
そのため、今後も電子書籍以外は無いと思っていたので驚きです。
と言うのも、
Kindleを立ち上げた当初、任命したKindle事業の代表に対し、
AmazonのCEOのジョフ・ベゾスが、
”世の中にある紙の本を駆逐するくらいのつもりで電子書籍を広めて欲しい”
ということを言ったようです。
そのため、紙の本を広めることはしないと思っていたのですが、
ここに来て紙の本を広めようとする動きがあったのは、何か考えがあったようですね。
ちなみにAmazonは元々、日持ちすると言う理由で(食品のように腐ったりしない)
”本”の売買サービスから始まったので
紙の本の市場を駆逐するというのは
自らの起源となった分野を自ら潰そうとしていたので、すさまじい考えですよね。
ペーパーバックの出版方法
紙の本の出版には憧れがあったので、早速出版してみました。
ペーパーバックの出版方法について述べます。
電子書籍のKinlde本をすでに出版している場合は、
その情報を使い回せるので、色々な情報の記入の手間は無いです。
電子書籍からペーパーバック出版に当たり変わったところは
・本自体の設定
・出版のアップロードファイルが本文と表紙どちらもpdfになったこと
・値段の設定
です。
それぞれについて書いていきます。
本自体の設定
まず、紙の本になることで、紙の選択肢がいくつかあります。
正直何が良いのか、良くは分からないですが、コストがかからない以下にしました。
インクと用紙のタイプ:本文は白黒、用紙はクリーム
判型:148 x 210 mm (5.83 x 8.27 インチ)
裁ち落とし設定:無し
ペーパーバックの表紙仕上げ:光沢無し
ページを読む方向:左から右 (出版する本による)
アップロードするファイルの種類
本文と表紙どちらもpdfファイルでのアップロードになりましたが
電子書籍の出版において、本文をwordファイル、
表紙をPower-Point ファイルでしていれば
すぐに対応出来ます。
印刷の機能を利用してpdfに変換すれば良いだけです。
下記のように、実はWordとPower-Pointはどちらも
印刷コマンドのプリンターの欄で
Microsoft Print to PDFを選択し、印刷ボタンを押すと
pdfファイルとして出力することが出来ます。
Wordについては電子書籍で出版したファイルからpdfファイルにするだけで
他、何も設定を変更する必要は無しです。
そのため、本文を記載したWordファイルについては電子書籍で出版した本をそのまま使えます。
ただし、Power-Pointからpdfにするときは、注意が2点必要です。
1つは表紙を裏と表の2つを作る必要があること(紙の本なので)
もう1つはpdfの出力サイズをB4にすることです。
出力サイズはデフォルトのA4だとなぜか駄目で、B4を選択する必要があることです。
そして、B4にしたとき、資料のサイズ調整も必要になってくるため、
そこを上手く配慮する必要があります。
トライ&エラーで試して見てください。
B4に出力する方法は、以下のようにプリンターの下にある
プリンターのプロパティの欄から
下記のように設定すればB4として出力されます。
本のプレビュー
WordとPower-Pointファイルをpdfに出力し、
アップロードすれば完了です。
アップロードの後、プレビュアーを起動し、出来上がる予定の本を見ます。
プレビュアーの起動には10分くらいかかります。
待ち時間にユニークなコメントをくれます。
↓プレビュアーの起動中の画面
プレビュアー起動後に、中身を確認して承認すれば完了です。
電子書籍と違い、この承認作業が必要になります。
ファイルのサイズが合っていなかったら警告が出てくるため、
そこは修正する必要があります。
値段の設定
値段の設定も多少変わりました。
細かいことを書くと、利用規約違反になるので書きませんが、
値段の設定から分かることは電子書籍より得られる利益というのが少なくなったことです。
そのため、今後紙の本として出版するのはあまり検討していないです。
要望があったら出そうと思っているので、お問い合わせください。
出版した感想
無事に紙の本が出版されました。
チョイスした本は、けっこう高評価をもらっている本で
また、書き込み出来る紙の本ならではの強みを活かすため
いろいろ考えさせるような内容である、半導体のバンド理論の本にしました。
紙の本になっていも
依然として著者側に在庫リスクが発生しないので
本を出版する立場から言えば、ノーリスクなので有り難いです。
Kindle本の執筆ノウハウや利益を得た場合の確定申告方法については、
以下の本で述べていますので良ければ読んで見てください。
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