大学で研究する時、つまづくポイントとして
①専門書の内容がわからない
②実験結果の解釈がわからない
③装置が埋まっていて研究が進めない
というパターンが多くあります。
それぞれ、つまづくときは多く時間がかかってしまうのですが、
人によっては5分程度の手伝いで解決するものばかりです。
それぞれの対処方を述べていきます。
①専門書に内容がわからない
人間分からないことは
うんうんうなってもわからないので、
人に教えを請いましょう。
そんなことしたら考える力が身につかないじゃないか
というのはその通りですが、
研究をしていれば、分からないことは山ほどあります。
出てきた実験結果の解釈や
読んでいる論文の内容や難解な専門書
等いくらでも悩むところはあります。
入り口の専門書の内容でつまづいていても研究は一向にすすまないので
そこは教えたり、教えてもらったりしましょう。
基礎の本で書いてある内容であっても、
考え方が天才的な場合があります。
その場合は頭の良い人が何年もかかって出てきた結論であり、
普通の学生が一生懸命考えても一生分からないです。
量子力学の基礎などがそうでしょう。
迷わずに人から教えてもらえるなら教えてもらいましょう。
逆に、教えることが出来れば、教えましょう。
②実験結果の解釈がわからない
これも世界初のような新発見ならまだしも、
単に出てきた結果の解釈がよくわからないのであれば
自分なりの簡単な仮説を立てたうえで
先輩や助教、教授と相談しましょう。
大学院で2年間研究をしていて、
今まで誰も見たことの無い新発見に出くわすのは
多くてもせいぜい数回くらいなので
100回程度以上出てくるであろう実験結果の解釈でわからなければ
これもまた、先輩、助教や教授に相談しましょう。
③装置が埋まっていて研究が進めない
これだと自分の実験が進められないのでどうしようもないと思いがちですが
人に助けを借りて、自分のサンプルをついでに測ってもらえばよいです。
もちろん大量のサンプルで測定にもかなりの時間を要するのであれば別ですが、
実験は数サンプルの測定して、めぼしい領域を探しす場合は話が別です。
数サンプル程度であれば、実験をしている人に、ついでに測定してもらうのも良いです。
逆に自分が何か測定する時も、
周りの人からついでに測定する旨を話して手伝えばよいです。
まとめ
上記3点を積極的に手伝うと
逆に手伝ってもらえる頻度も多くなるので
研究室全体として効率よく研究が進められる環境になります。
頭の良さも大変重要ですが、
このような周りと協力して総合的に良くなる、という研究の進め方というのも
極めて重要です。
大学院の研究で行ってきたことは
会社の仕事にもそのまま当てはまるので
ぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか
↓効率的な研究方法の本を出版しているので良ければ参考にしてみて下さい。
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