大学の助教授や教授になれる人は頭が良いです。
大方の人よりも優れており、
その上、知識や経験もあるので、
大学4年時や修士1年時の学生だと
なかなか対等に研究を議論するレベルには到達できないです。
それよりも、そもそもの基礎がよくわかっていない学生の方が多いと思います。
そういう学生と話すことは
自分が知っている”当たり前”のことを説明しなければ
相手に理解してもらえないので
けっこうイライラする状況かもしれません。
ただし、その場合、会話の焦点には気を付けましょう。
会話では、”なぜ”とするとそこに焦点が当たるから”なぜ”を当てる場所には注意です。
例えば、研究がある程度進んで学生が報告をしてくれた時、
研究の結果に対して考察がいまいちだったとしましょう。
そこで、基本的な考察について教えました。
しかし、その学生はなんだかよくわからない顔をしている。
そこで
なぜこの部分がわからないんだ?
と言うと
なぜ、理解できないんだ、
という風になり、当人の頭の悪さに焦点を当てていることになっています。
そうではなく、
どの部分がわからないの?
という訊き方にすると
どの部分がわかりにくいのか、
に焦点を当てているため健全に話ができます。
いろいろと気を遣うことが多くて大変と感じるかもしれませんが
ある程度意識すれば自然とできるようになるので
そこまで手間ではないです。
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